藤浪にかかる大きすぎる期待。脱力投球と圧倒的な投球は両立できるのか?

コラム

藤浪に対する大きすぎるほどの期待

3年目のシーズンを迎える阪神の藤浪晋太郎。ルーキーから2年連続の2ケタ勝利と高卒投手では松坂以来の快挙を達成し順調に阪神のエースに成長しつつある。当サイトで阪神ファンにアンケートをとったところ、やはり高い期待が伺えた。



2015年の藤浪の勝利数の予想で、なんと35%以上が15勝以上と答えた。しかも10勝以下と予想した人はおらず、若きエース候補に寄せられる期待はいささか大きすぎるのでは無いかと感じるほどだ。

2015年のテーマ「脱力」

当然、1,2年目に残した数字は素晴らしいものだ。しかし大エースになれる器だからこそ周囲の期待も高くなる。ファンが藤浪に対して求めているものは「絶対エース」としての活躍だろう。故に気になるところはイニング数だ。コントロールに課題を残す藤浪はこれまでにフォアボールによってどうしても球数が増え、7回に痛打される場面や早いタイミングでの降板が目立った。それについては彼自身も自覚しているようで、1年目から目標は「脱力」だった。今オフは広島の前田健太と合同で自主トレを行いイニングを稼ぐための極意を学んだ。その効果か、オープン戦最終登板となった3/22の横浜戦では敗れはしたものの7回86球と完投ペースでの投球を披露した。

求められる圧倒的な投球

一方、気になるのは「脱力」することで奪三振率が下がっていることだ。昨季はセ・リーグ2位の奪三振数を誇り、コントロールの課題を凌駕する投手としての可能性を見せたもののオープン戦での奪三振率が5.21と大きく下がった。もちろん、球数少なくイニングを稼げるのは申し分ないことだが、それを意識するあまり「大エース」にふさわしい圧倒的な投球ができなくなる可能性は無いだろうか。ダルビッシュや田中将大のようにメジャーで活躍するピッチャーは日本時代にキレのある決め球と速球で三振の山を築いた。将来その2人と同等、それ以上の活躍を期待される藤浪にはぜひとも「脱力」と「圧倒的な投球」を目指してほしい。

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